令和3年度研究

令和3年度 研究発表会のご報告

2022年1月7日 16時23分

 本校は、全国小学校英語研究実践研究会の第17回東京大会の研究発表校として、国際科の取組を発表しました。研究主題を「相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童の育成~授業の流れの安定や活動の工夫を通して~」とし、本校の進める白金スタイルの授業形式や、効果的な言語活動の工夫、学習した内容を生かせる環境づくりなどを提案させていただきました。
 研究内容等は以下の通りです。

研究概要

本校研究主題「相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童の育成」
         ~授業の流れの安定や活動の工夫を通して~

 令和4年(2022)年1月28日(金)

 授業DVD上映

 事後研究会 

   講師:信州大学学術研究院教育学系言語教育グループ教授 酒井英樹 先生

≪ 研究概要 ≫

1 研究主題・副主題   

相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童の育成

〜白金スタイルの確立と活動の工夫を通して〜

2 各学年の目指す児童像

 「相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童」を育成していくため、発達段階を踏まえ、各学年における目指す児童像を以下のように設定した。

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3 研究仮説

 国際科の指導において、白金スタイルに沿って単元の指導計画と1単位時間の指導を工夫する。また、その学習過程において、目的・場面・状況を明確にし、相手意識を大切にしながら学習内容を習得したり、活用したりする活動を工夫する。そして、英語に日常的に触れたり、学習内容を学習以外の場で活用したりする場を工夫する。そうすることで「相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童」を育成することができると考える。

4 研究内容

 「相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童」を育成するため、「白金スタイルの確立」「活動の工夫」という2つの視点から、次の3点を重点項目として研究を進める。

<白金スタイルの確立>

⑴単元・一単位時間の構成の工夫

・単元全体を通し、単元のめあて達成に向けて、どの児童も十分に学習内容を習得し、身に付けた内容を十分に活用できる指導計画の在り方。

・1単位時間の中で、毎時間のめあて達成に向けて、どの児童も十分に学習内容を習得し、既習事項を活用できる1単位時間の構成の仕方。

<活動の工夫>

⑵習得のための活動の工夫・伝えたくなる言語活動の充実

・目的・状況・場面を明確にし、何度も発話させる中で、児童が十分に学習内容を習得することができるような効果的な活動の在り方。

・目的・場面・状況を明確にし、習得したことを活用して自分の思いや考えを伝え合うことができるような効果的な主たる言語活動と、それに準ずる1時間ごとの言語活動の在り方。

・基本となる語句や表現の他に、あいさつやあいづち、励ましなどのどんな会話でも活用できるフレーズを「プラチナフレーズ」としてやりとりに盛り込み、相手意識をもち、より豊かなコミュニケーションにしていく活動の在り方。

⑶英語環境の整備

・日常的に英語に触れることで、英語への慣れ親しみを促し、より円滑なコミュニケーションを図る力を育成することができる英語環境の整備。

・学習した内容を活用し、英語を用いたコミュニケーションによる喜びや価値に、より多く触れることができる英語環境の整備。


全国小学校英語研究実践研究会 第17回東京大会

Welcometo TOKYO!

研究主題「新学習指導要領全面実施を踏まえて」
”The Suggestion from the 9 School in TOKYO”

 参加9校 中央区立常盤小学校 渋谷区立千駄谷小学校 荒川区立尾久第六小学校

      世田谷区立上北沢小学校 大田区立洗足池小学校 三鷹中央学園三鷹市立第七小学校

      立川市立若葉台小学校 武蔵村山市立第九小学校 港区立白金小学校

本校研究主題「相手意識をもって主体的に伝え合うことのできる児童の育成」
         ~授業の流れの安定や活動の工夫を通して~

 令和4年(2022)年1月28日(金)

 授業DVD上映

 事後研究会    

 講師:信州大学学術研究院教育学系言語教育グループ教授 酒井英樹 先生

白金小学校研究案内.pdf
白金小学校研究案内.pdfの1ページ目のサムネイル 白金小学校研究案内.pdfの2ページ目のサムネイル

Platinum Phrases for teachers (しおり).docx

Platinum Phrases for teachers.docx

Platinum Phrasses for children.docx

R3白金小国際科年間指導計画とCANDOリスト.xlsx

過去の研究

平成30年度・令和元年度 東京都プログラミング教育推進校 研究発表会の報告

2019年12月24日 17時49分

 本校では、平成30年度・令和元年度 東京都プログラミング教育推進校として研究を続けてまいりました。研究主題は「学習指導要領の理念を踏まえた小学校プログラミング教育の推進~ファーストステップとしての『白金小プログラミング教育パッケージ』の提案~」です。

 本校の研究は先進的な取組ではありません。多くの学校に取り組んでいただける内容となっております。聞くだけでなく、実際に体験していただいたり、分科会で気軽に質問をしていただいたりすることが可能な参加型の発表会でした。

【概要】
◇東京都プログラミング教育推進校 港区立白金小学校 研究発表会
◇研究主題「学習指導要領の理念を踏まえた小学校プログラミング教育の推進~ファーストステップとしての『白金小プログラミング教育パッケージ』の提案~」
◇開催日時:令和2年(2020年)1月31日(金) 13:00受付開始 13:35~16:45
◇会場:港区立白金小学校 〒108-0071東京都港区白金台1-4-26(東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線 白金台駅徒歩5分)


【内容】
<第一部>プログラミングソフト「Scratch」の授業体験や提携企業ヴィリングによる研修体験。

【A】Scratch体験Ⅰ~授業体験~
→5年生児童による「Scratchを下級生に教える授業」を参加者が下級生役となって体験。


【B】Scratch体験Ⅱ~研修体験~
→提携企業(株)ヴィリングによる教員研修体験。

<第二部>テーマ別分科会
プログラミングの授業の実際の様子、手立てや配慮事項、ICT環境整備の方法などを解説する分科会。

【C】プログラミング授業解説Ⅰ…高学年「算数」でのプログラミング授業の方法や手立てを解説。

【D】プログラミング授業解説Ⅱ…Scratchとの出会いとなる特設授業「プログラミングタイム」の授業について。また、タイピング指導についても解説。

【E】ICT環境整備解説…パソコン室やタブレットの管理について、研究主任とICT支援員が解説。

<第三部>全体会

【F】教育長挨拶

【G】研究発表『白金小プログラミング教育パッケージ』とは

【H】講演『AI時代に輝く子どもたちと小学校プログラミング教育』
(株)ヴィリング代表 中村 一彰 先生(STEM教育スクール「ステモン」主宰/東京都・大阪市教育委員会プログラミング教育推進事業者)