校長あいさつ
さらなる輝きを 白金小学校150周年へ
校長 髙山 直也
令和7年度が始まりました。白金小学校3年目となりました、校長の髙山です。今年度は25学級、751名でスタートしました。昨年度は運動会、展覧会をはじめたくさんの行事が滞りなく行われ、学校中に子供たちの笑顔と温かな応援の輪が広がりました。PTA、地域の方々からも多くの支援をいただき、子供たちの情操教育、思い出作りのお手伝いをしていただきました。ありがとうございました。また、昨年度は日本工学研究協議会(JAET)の全国発表における授業会場校として、全国からたくさんの方々にいらしていただきました。都内外からもたくさんの視察をお受けしました。白金小学校は、子供たちが自ら学ぶ「自由進度学習」を展開し、ICTを使った個別最適な学び、協働的な学びを進めてきましたが、この取り組みを全国の先生方と共に学び、新しい令和の日本型教育の一端を示せたと思います。
さて、今年度はいよいよ150周年の記念すべき年となりました。一口に150年と言ってもこれは想像をはるかに超える、栄光と苦難の歴史だったと想像できます。明治9年1月15日に、たった30余人で産声を上げた白金小学校は、狭小地にありながら一時は千人を越える児童数を数えました。その歴史の中では、日清・日露・日中・太平洋と4回の戦争も経験しました。そのたびに在校生、卒業生にとって、苦難の営みが数多くありました。しかし、何時の時代も白金小学校は、その時その時の最先端の教育を推進し、教職員と児童が一体となって次代の先駆けとなる積極的な校風を育んできました。またその教育の根幹を為す、先人が積み上げてきた「教育の本質」は、揺るぐことなく今日に続いています。校歌の最後にもある「人の中たる人たらん」、人として恥ずべきことの無きよう、信頼と尊敬の得られる人間を育てようと、今日の我々教職員まで脈々とその理念は受け継がれています。
これまで輝く白金小学校を育てていただいた、地域、同窓生の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで150年という大きな節目を、素晴らしい誇れる子供たちと共に迎えることができました。保護者の皆様、今年度はこのご縁を大切にし、子供たちを真ん中に我々教職員と力を合わせて周年の年を盛り上げましょう。そして「地域の皆様、同窓生の皆様も晴れの年に集い支えていただき、皆で大きな幸せの輪(和)の1年にしていきましょう。
よろしくお願いいたします。