【防災教室】「もしもの時」を体験して安心を準備しよう。
2025年12月10日 15時30分12月上旬に3年生全クラス合同で防災教室を行いました。
地域の方々にご協力いただき、災害時の避難所体験、簡易トイレの使い方と非常食のお話をしていただきました。
避難所体験は、体育館でひとりずつ簡易毛布の上で寝ることを想定した体験です。
12月の冷たい体育館に敷かれた薄い敷毛布におそるおそる横たわる子供達。
「冷たい!」「硬くて眠れなさそう」「小さくて足が出ちゃう」と、避難所生活の難しさを肌で感じたようです。
また、実際に災害が起こったら白金小にたくさんの人が避難することになり、とても狭いスペースで過ごすことになる、という話にも真剣に耳を傾けていました。
簡易トイレの説明では、大地震が起きたら排水管の確認ができるまではトイレの水を流してはいけないことを教えてもらいました。
凝固剤が排便を固めてくれる仕組みを知り、「すごい!」と感動。同時に、避難生活中のトイレ問題が体調面でも衛生面でもとても重要であることをしっかり学びました。
非常食の説明ではペットボトルに入った水とライスクッキーを見せていただきました。
「思ったより美味しそう」「クッキーで嬉しい」という子供達の言葉に
「美味しそうな非常食でも、同じ食事が何日も続いたら?」
「暖房が動かない学校の中で温かいものが何も無かったら?」との問いかけがありました。
大切なのは日ごろから安心の準備をしていくこと。子供達は今回の体験を通して、深く実感できたことと思います。
その日の給食のメニューはアルファ化米が取り入れられ、給食中も防災食について話題が上がりました。
学校での防災教室をきっかけに子供達の防災意識が高まり、ご家庭の「安心づくり」に繋げていただけたら嬉しいです。