【今日の給食】9月22日(木)
2022年9月26日 10時35分・カレーパン
・ミネストローネ
・ブルーベリーヨーグルト
・牛 乳
今日のブルーベリーは東京都産です。北アメリカ生まれのブルーベリーが日本にやってきたのは昭和26年頃。ちょうど高度経済成長期の頃です。その後、東京都小平市の農家さんが、日本の気候風土にあった品種と栽培方法を工夫して、国内産のブルーベリーを販売できるようにしました。そのため、東京都小平市は国内産ブルーベリー発祥の地として知られるようになりました。農家の方の苦労や情熱を思い浮かべながら、今日もよく噛んで味わっていただきましょう。
先生用おまけ ***東京産ブルーベリー誕生物語***
日本にブルーベリーが導入されたのは高度経済成長期がはじまる1951年、昭和26年の頃。当時の農林水産省北海道農業試験場が、アメリカからハイブッシュブルーベリーを導入したのがはじまりです。
いっぽう温暖な地に対応するラビットアイブルーベリーは、1962年(昭和37年)に東京農工業大学農学部にて研究がはじまりました。
のちに「日本のブルーベリーの父」といわれる岩垣駛夫(いわがきはやお)先生が同大学に着任し、品種特性、受粉、結実、繁殖に関する基礎研究を行いました。現在も東京農工大学農学部構内には、日本で最も古い大株のブルーベリーが育っています。
東京農工業大学での研究栽培をする中で、東京の気候にも合い経済栽培の可能性が見え始めた頃、岩垣先生の教えを受け継いだ卒業生「島村速雄」氏がブルーベリーの栽培を自宅農園でスタートしました。これが、民間でのブルーベリー経済栽培のはじまりとなり、日本発のブルーベリー農園「島村ブルーベリー園」が東京都小平市に誕生しました。島村ブルーベリー園では、ラビットアイ系品種のティフブルーの栽培に熱心で次第に栽培技術の頂点をきわめていきます。それは、今でも岩垣先生の「ブルーベリーは加工原料ではなくフルーツだ。輸入ブルーベリーに負けない“本物”を作ろう」という信念が深く受け継がれているといいます。